デパート友の会を徹底比較、賢く積み立て商品券でお得に買い物

買い物をする女性

デパート友の会とは?

エムアイ友の会

出典:エムアイ友の会

日頃、デパートで買い物や食事をよくするという方にオススメしたいのが「デパート友の会」です。デパート友の会とは、決められた期間、積み立てを行うことにより、満期時にそれまでの積み立て金額にボーナス額がプラスされた商品券(買い物カードの場合も多い)を受け取ることができる会員制度です。一般的に積み立て期間は6ヶ月、または1年、ボーナス額は積み立て金額の1ヶ月相当分が多いです(6ヶ月の場合は除く)。

これまでもただでさえ雀の涙ほどの金利でしたが、日銀のマイナス金利政策の影響もあり、大手メガバンクの普通預金金利(0.001%)、定期預金金利(0.010%)は更に低下しました(2016年5月13日時点の各銀行の金利)。このような状況の中、年平均利回りが最大8.3%を超える、デパート友の会が注目を集めています。テレビ報道によると、実際にマイナス金利導入後はデパート友の会の申し込み数が増えているとのことです。

長所と短所について

長所

デパート友の会の長所は、なんといってもその高い利回りです。現金と商品券の違いはありますが、預金金利と比べると驚きです。また、銀行預金の場合は利子所得として、利息に対して一律約20%の源泉分離課税が行われますが、デパート友の会の満期時に受け取るものは、商品券になりますので課税もありません。この他、デパートによっては、会員限定の特典としてデパートやその提携施設で割引を受けられたり、特別イベントに参加できる点も長所として挙げられます。

短所

逆にデパート友の会の短所は、満期時に受け取ることができるのは現金ではなく商品券だということです。積み立てを行ったデパート以外では利用できませんし、紛失した場合の補償などもありません。また、万が一積み立て先のデパートが倒産した場合は、銀行預金のペイオフ制度のような保護もありません。長所だけ見て飛び付かず、短所も理解した上で入会を検討するといいでしょう。

申し込みと中途解約について

デパート友の会への入会は、デパート各店にある友の会カウンターで申し込み手続きを行えます。積み立て方法は、銀行口座からの引き落とし、友の会カウンターでの直接入金が一般的です。満期になるとお知らせが届き、再び友の会カウンターで手続きを行います。この時に次の6ヶ月間、1年間の申し込みを行うと書類や手間が少なくなり便利です。満期前に中途解約する場合は、それまでの積み立て金額が現金で返金されるケースが多いです。

補足説明1:初回入会時は、本人確認書類や初回積み立て金の準備をお忘れなく。また、二回目以降に銀行口座からの引き落としを希望する場合は、銀行口座番号のメモや銀行届出印を準備しておくと万全です。

主要デパート友の会の比較表

デパート名 友の会名 積み立て期間 積み立て金額 ボーナス額
三越伊勢丹グループ エムアイ友の会 1年 5千円〜5万円 1ヶ月分
6ヶ月 5千円 2千円
大丸松坂屋グループ 大丸松坂屋友の会 1年 5千円〜3万円 1ヶ月分
6ヶ月 5千円 2千円
髙島屋 タカシマヤ友の会
ローズサークル
1年 5千円〜5万円 1ヶ月分
東急百貨店 東急ファミリークラブ 1年 3千円〜3万円 1ヶ月分
6ヶ月 5千円 0.5ヶ月分
小田急百貨店 小田急レディスクラブ 1年 5千円〜3万円 1ヶ月分
6ヶ月 5千円 0.5ヶ月分
京王百貨店 京王友の会 1年 3千円〜3万円 1ヶ月分
東武百貨店 東武友の会
クレソンサークル
1年 3千円〜5万円 0.5ヶ月分
6ヶ月 6千円〜1万円 0.25ヶ月分
松屋 クラブMG 1年 5千円〜1万円 1ヶ月分
阪急百貨店 阪急友の会
阪神百貨店 阪神みどり会
近鉄百貨店 近鉄友の会 1年 5千円〜3万円 1ヶ月分
名鉄百貨店 名鉄百貨店友の会 1年 3千円〜3万円 1ヶ月分

補足説明2:積み立て金額は、便宜上5千円〜5万円のように表記していますが、実際には5千円、1万円、3万円、5万円のようにコース設定が行われています。

合わせて確認:航空会社やツアー会社の旅行積み立て制度

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